外国の方が参加されたセミナーではルー大柴のようになる説
急きょ、自分が担当するセミナーに外国の方(※)が参加した場合で
英語を流暢に話せない講師はルー大柴のようになる説。
※日本語もそこそこはわかるがペラペラじゃなく日本の文章も完璧じゃなく、英語でメモを取るレベル
昨日、『職場を強くするリーダーの“あり方”をみにつける講座』という研修を担当しました。20名の札幌ではかなり有名な企業の中間管理職中心の受講生のみなさん。
ところが、10分遅れで、入ってきた方がいて。おおっ!まさかの外国の方。
メイプルシロップを輸入し販売している会社を経営されている社長Gさん。
部下の方がこの講座を受講したいということで、「じゃ俺も」的に参加された。
(おいおい、おいおい、聞いてないよ、聞いてないよ。
外国の方、付いてこれんやろ!日本語でやる“あり方”の研修に。。と思いつつ)
でもね、せっかくだからしっかりと理解していただかなければと思ったり。
けど、英語は流暢には話せんし。
ただ、大学受験で死ぬほど覚えたので単語はよく知ってるという状況。
こういう状態でサービス精神を発揮すると
自然とルー大柴のようになることがわかった。
♦大事なのはリザルト(結果)じゃなく、アクション(行動)じゃなく、
シンキング(思考)ね、オーケー?
♦モデル(見本)をショー(見せる)することが最もインポータント(重要)!
♦インフルエンス(影響力)をもったパーソン(人)のキャラクター(特徴)
は何だと思う?
♦大人がワーク(仕事)を目一杯エンジョイ(楽しむ)することこそがキッズのテンション(やる気)をアップする!
ルー大柴のようなセリフで研修しました。
しかし、今回の講座で気づきがあったのは、
ルー大柴的になることだけではなく、あと2点すごく大事な視点でした。
1つ目は、本当に理解してもらいたいと心から思った自分の行動の変化でした。いつもより、また話すスピードもゆっくり、ハッキリと、そして難しい日本語は使わず話していました(逆にルー大柴的にはなりましたが)。そしてコンテンツの中身やスライドも休憩時間に全て見直し差し替えられる所は差し替えました。
例えば、僕が影響を受けた坂本龍馬の次の言葉。
『世の人は、我を何とも言わば言え、我なす事は我のみぞ知る』
日本人でさえきついかもしれないので、
『Whatever people may say about me , I know what I’m doing.』
と英語を併記したり。
結果として、参加者全員が非常に役立ち、理解できたと評価してくれました。
つまり、いつもよりわかりやすくしたことが日本人にとっても非常に良い作用となったこと。自分が結構話すのが早いので、この点本当に良い気づきでした。
2つ目は、G社長のシェアしてくれた内容でした。リーダーのあり方について
実際の体験としてG社長がシェアしてくださった内容。
「自分は従業員のミスは全て自分のミスね。まずは、叱らないね。怒らないね。自分が悪かったという。まず、ミス解決ね。どうすればうまくいくかね。もっと話ししとくべきだった。その人とは後でミスは話しね。これ大事ね」と。
つまり、従業員がミスした場合、その原因は全て自分にあるんだ。もっと自分が事前にそのスタッフに説明をしっかりとしておくべきだったと。それが足りなかったんだと。そのスタッフを責めることはしない。まずはトラブルを自分が解決し、今後部下がどのように対応するかはゆっくりと後で話しをする。その時も責めることはしない。自分が悪かったのだから。ニュアンスをしっかりと聴くと、こんな感じでした。
これはまさに、自立の姿勢。日本も外国も“あり方”は変わらないなと。自立の姿勢をもっとも大事な価値としてコンサルをしている自分としては非常に心強いシェアだったなと感じた。