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ガラケーで十分なおじいちゃんに格安スマホを勧めてはいけない

かなりの頻度でジムに通う自分は会社にストックの下着がなくなると、安い下着・靴下を買いに、会社近くのGUに行く。

昨日行ったら驚いた。レジが全部セルフになっていた。

これ、よくスーパーなんかで見るセルフレジよりすごい性能。

商品をレジの下にあるボックスに投入すると、自動的に商品の点数や価格等をドドーっと読み取ってくれて会計ができてしまう。

感動するから一度見に行くといい。

 

 

しかし、GUでセルフのレジ導入されても、何も気にならない。
逆に待つ時間も短縮されそうだし、パンツと靴下ごときで店員さんから頂く笑顔に逆に恐縮して笑顔返ししなくて済むし。
自分はないけど、若い男の子は下着を女性店員に出すことに抵抗感ある子もいるから、すごくいい。
つまり、GUでは、丁寧な接客などをしなくてもお客さんは買いに来る。

 

 

ここから学ぶべきことは何か?

 

例えば、こんな店がある。居酒屋で、会計済んで店出る時に可愛い女性店員さんがバナナくれるところがある。マジックで「明日も頑張って!」とか、「今日もお疲れ様でした♡」とか書いてある。癒される感じを狙ってるんだろうけど。。。

その店の価格帯からして、そんなことは余り期待していない。

それより、そんな混んでないのに、注文取りに来るのが遅いとか、料理来るのも遅いとか、もっと改善して欲しいところもある。

 

あるいは、路面店でない飲食店で、エレベーターまで見送りにきてくれて、1階につくと更にそこにも同じ人がいて(階段使って降りてきて)で、お見送りしてくれるというサプライズをしてくれる店もある。驚きはするが、そんなこと期待してないし。

 

つまり、顧客が求めていない、オーバースペック(過剰な性能や付加価値)をつい提供してしまうことがよくある。

ネットなんかやらない、動画も見ない、電話して少しメールやるくらいという

ガラケーで十分なおじいちゃんに格安とは言え、スマホを売るような感じ。

『ガラケーで十分なおじいちゃんに格安スマホを勧めるな』

 
ポイントは、誰がお客さんなのか?をよく考えること。
そしてその方々が何を求めているのかをよく考えること。
 
GUのお客さんは、”シンプルだがトレンドを取り入れたタイト目なデザインの服を安く買いたいという10代〜30代の男女”。 
彼らはの興味はデザインと格安。長く服が 持つことも考えていない。
接客の良さも求めていない。
セルフレジで何ら構わない。折りたたみだって、
きれいにしてもらいたいとも考えていない。
 
居酒屋についても飲み放題付きで、客単価2000円〜3000円程度の店の場合、顧客が求めているものは何なのかを考えるべき。
そこそこの味で、普通のスピードで注文の品が出てくればいい。
基本的に、価格が安くなると本体的価値のみに注力すればいい。
せこい”付加価値”は不要だ。

ホント、対象顧客と価格とスペック(過剰な性能や付加価値)が合致してないサービスや商品は多い。

 
つまり、せっかくのスペックに価値を感じてもらえてないケースが多い。
・欲しがりもしないような特典つけるとか
・格安で訴求しているのに過度な接客するとか
・価格訴求している服屋さんなのに、出口まで袋をもってお見送りするとか
 (これって、帰り際に更に商品を見て追加買いする機会を失ってるし)

自分たちのサービスが「ガラケーで十分なおじいちゃんに格安スマホを売っていないかどうか」、見直すことは非常に大事

 

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