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新しいカプセルホテルファーストキャビンのターゲッティング戦略

ファーストキャビンって?

 ファーストキャビンに泊まってみました。

ファーストキャビンは『コンパクト&ラグジュアリー』をコンセプトに飛行機のファーストクラスをイメージした、新しいコンパクトなホテル。コンパクトなのにかなり高級感を醸し出しているホテルです。都内に8ヶ所、西日本を中心に8ヶ所、合計16のホテルを運営しています。しかも、リーズナブルということでどんな感じなのかレビューします。

 普通の2,000円〜3,000円のカプセルホテルに泊まったことある方ならわかると思いますが、2階建てのカプセルにそろーっと潜り込んで静かーに寝る準備をして、いびきのうるさい人が近くにいないことを祈りながらさっさと寝てしまうというのがカプセルホテルのイメージです。

 カプセルホテルのリーズナブルときれいなビジネスホテルを融合したような感じです。

宿泊したのは、11月で「日本橋よこやま町」(東日本橋から30秒)と「京橋」(東京駅から5分)の2つのホテルに泊まりました。

泊まってみて実際どうだったか?

結論から言うと非常に快適

 非常にきれいであること、正面玄関もフロントも共有スペースも全てが綺麗。それから接客が良い。よくある行き過ぎたマニュアルから醸し出される慇懃無礼さがない。かなり研修をしていると思います。

仕組みや機能として良い点

ロッカーが自分の部屋の中にある点。

普通のカプセルホテルに宿泊したことがある方ならわかると思いますが、カプセル(≒自分の部屋)の中には貴重品を入れたり、ましてや荷物を保管して鍵をかけられる収納庫はありません。
普通、別の場所にロッカールームがあり、そこに荷物を入れて鍵をかける仕組みです。これの不便な所は、荷物の出し入れ。例えば、少しだけカプセル内でパソコンをしようと思う場合、ロッカーから持ってこなければならない。
その後にお風呂に入ろうとすると、再びロッカーへパソコンを戻さなければならない。これが面倒。ファーストキャビンでは、パソコンは収納庫にしまい、鍵をかけ、そのままお風呂に行ったり、外出(買い物)にも行ける。
これはかなり便利です。

次に、部屋が2階建てじゃない点。 

つまり、1階建てなので高さが十分取れているのです。これも快適です。

普通のカプセルホテルの狭さの原因は横幅というより高さにあると思います。ファーストキャビンはベッドの上に立てる。狭所恐怖症の方でも怖さを感じな位と思います。

 

 

 

もう1点。大浴場。

これが結構きれいでそこそこ広い。
最近増えてきたビジネスホテルの大浴場と変わらない。
それと、浴場のドライヤーの数が多い。ドライヤー待ちがない。
そもそも多いし、更に宿泊フロアのトイレ内にもドライヤーが5セットは置いてあったので、待つということはありえないと思いました。

 それと、朝食も美味しかったです。

あえて欠点をいうなら

収納庫が狭い。

ファーストクラスで縦200×横1200×奥行き800位。
収納する引き出し付きのベッド(ベッドの下に)がありますが、そんな感じ。どんなに小さなものでもスーツケースは多分入らない。自分もそれほど大きなバッグではありませんでしたがバッグも中のものを出し、それを平に並べることで収納できた位なので。
観光での旅行者の荷物を全て収納するのは無理。
フロントで預け、中から必要なものは取り出して部屋に持っていくことになるようです(なお、ビジネスクラスは更に小さい。ベッドの横に縦に深い収納庫がある。縦600×横800×奥行き150位。これはかなり小さいです。1泊2日の出張の荷物でぎりぎり入るかなと)。

 それでも、旧来のカプセルホテルと比べると部屋に鍵付きの収納庫があること自体がすごく便利なんですけどね。

 

2つ目の欠点。音。

やはり、音が気になる人もいると思います。
旧来からあるカプセルホテルは実際少し利用される方が不安になるような素行の方が多かった。金額が安いためもあるでしょうが。
しかし、その意味ではビジネスの方や普通の旅行者の方が多いので、ものすごくマナーが悪いとか、うるさいとかはまったくない。
フロントでも、しっかりと、通話や音がでる状況でのアラームは禁止と伝えていた。

 実際はどうか。自分が利用した時はものすごく静かだった。アコーデオンカーテンやブラインドのような部屋の仕切りを閉める時の音さえ気にする位静かだった。

 でも、いびきをかく方がいたら厳しいと思う。
5つほど離れた部屋の方がいびきをかいていたが、若干聞こえていた。
爆音の方がいたらアウトだと思う。
一応耳栓を無料でフロントでもらえます。

 

マーケティング的まとめ

ファーストキャビンのターゲティングの狙い

できるだけ安く、かつきれい目なビジネスホテルを使いたい、絶対にカプセルホテルは嫌と思う層だと思います。

 

 例えば、アパホテルや東横イン、東急EXなどの都内なら現在8,000円〜12,000円程度の多くのビジネスホテル。この金額で接客も抜群にいいわけではないのなら5,000円〜8,000円と価格が安いのに綺麗で最高の接客のファーストキャビンがいいとの判断をされていると思います。

 

さらには、予算をできるだけ安く押さえたいが3,000円〜5,000円の旧態のカプセルホテルは宿泊だけと言っても古いし嫌だと感じている層も狙っています。

 

顧客の頭の中の「選択肢の束」を把握することの重要性

以上の明確なターゲティングを行っている戦略は正しいですし、素晴らしいです。

顧客の頭の中にあるサービスや商品の“選択肢の束”を正確に把握すること。次に、その顧客の頭の中にいる競争相手が提供している価値と自社サービス、自社商品の“差”を明確に打ち出すこと。

 

これこそがマーケティングの出発点です。

 

ファーストキャビンを検討する顧客は、①旧態のカプセルホテル、②1万円前後のビジネスホテル、③そしてファーストキャビンの3つの選択肢を束として持っています。

 ①旧態のカプセルホテルと③ファーストキャビンの違いは圧倒的な施設の綺麗さ、清潔さ、高級感、更には客層の安心感。それに対して②1万円前後のビジネスホテルと③ファーストキャビンの違いは安さ。

 

自身のビジネスを検討する時、想定されるお客様は、どのような“選択肢の束”を持っているのか?是非検討してみてください。

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