人を動かすことの本質〜自分の仕事に集中し本気を見せる
日本サッカー代表、ワールドカップ予選、10試合のうち、 5試合が終わり、
3勝1敗1分で、 現在6チーム中サウジアラビアについで2位。
1/8夜中に、テレビ朝日系列でワールドカップ
サッカー日本代表 選手へのインタビュー番組が
放映されました。
清武弘嗣(27才)(リーガ・エスパニョーラ・
セビージャFC所属) と原口元気(25才)
(ブンデスリーガ・ヘルタ・ ベルリン所属)の
対談から番組はスタートしました。
昨年までの予選前半戦を見ている人は感じていると思いますが、
原口元気という選手は本当に攻撃面でも、守備の面でも 全身全霊を
込めた全力プレーをする選手で、チームを引っ張っていました。
わずか10分ほどの対談の中で、強烈に印象づけられたやりとりがあります。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
原口 「俺はチームを引っ張っているとは全く思っていない」
清武 「いや、ハッキリ言って、予選の前半はお前がチームを
引っ張っているからね」
原口 「俺は、自分の仕事に集中しているだけ」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
たったこれだけのやり取りです。
しかし、人を引っ張るとか、人を動かすとか、人に影響力を
与える ためのもっとも重要なポイントがここに現れています。
本人が必死にやる。背中を見せる。
そしたら、その後で(ここ大事です)、メンバー(フォロワー)
が認めていく。
これがまさにリーダーシップ。
役職やポジション(※) とリーダーシップは関係ないんです。
※ポジションとは、サッカーのと言うよりキャプテンとか、副キャプテンということ。仕事なら部課長、係長など
『自分の仕事に集中すること』こそが大事だという点
この点がものすごく大事。
自分にリーダーシップがあるのかないのかは 指揮命令系統の下に
いない人の中で自分への応援団が どれだけいるかでわかります。
原口はキャプテンでも副キャプテンでもない。
しかし、清武が言うとおり、皆が認めている。 指揮命令系統下にないメンバーが認めている。
部下やメンバー(これをフォロワーという)が最初から与えられていて、
それを引っ張るのがリーダーではない。
想いを持ち、ぶれない軸を持ちながら目の前の仕事をこなし続ける。
行動をとり続ける。その結果、周囲の人間に影響を与える。
だから、役職やポジションを与えられていなくても
リーダーシップは発揮できるし、逆に言うと、役職や
ポジションがあってもリーダーシップを 発揮出来て
いない場合もある。これが実は多い。
社長だって、社長というだけで部下やメンバーが
たまたまいるに過ぎない。
社長だから仕事をしてくれいているのか、リーダーだからついていこうと
就き従ってくれているのか。
マネージャーとリーダーは異なります。
経営者、管理職、◯◯リーダーという役職などがついている マネージャーが
本当の意味での組織上のパフォーマンスを 最大化するには、
自分の軸をもって、「自分の仕事に集中する」。 本人が必死にやる。
その姿を見せることが必要です。
福島正伸先生による「リーダーシップ論」2/16(木)19時〜
原口元気が見せた、メンバーを結果として巻き込む リーダーシップの
本質をわずか2時間でお伝えします。
今、本気で業績を上げなければならないと思っている方
今、本気で部署のメンバーがやる気を出してくれなくて悩んでいる方
今、本気で部下が自発的に仕事をするようになる方法が知りたい方
是非、ご参加ください。