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亀田興毅が素人をノックアウトできなかった理由

     - feeling today, スポーツ

5/7のAbemaTVの「亀田興毅に勝ったら1000万円」。

4人と連続して試合をして素人が亀田に勝ったら1000万という企画番組。面白かった。

(これに関する亀田の素晴らしい姿勢についてはこちら

結果は、3人目までは亀田がKO勝ち。

で、4人目の選手をKOできなかったことについてプロなんだから素人倒せないのはダメみたいに言っている人がいるけど。

 

まー、ボクシングを全くわかってないということ。

 

自分も20代に3年間だがボクシングをやっていた。輪島功一を含め3人の世界チャンピオンを生み出した名門ジム。やってみて初めてわかることがある。

 

打たれることがわかって打たれるのと、

打たれることを考えていないのに不意に打たれるのとではパンチの効き方が全然違う。

 

いわゆるカウンターパンチというやつ。

 

踏み込んで打ちに行った時に逆に打たれたれるパンチ。

これの威力は半端なく強い。ホントに効く。

 

時速20キロ程度でも車が正面衝突すると

事故のダメージが思った以上にでかいのと一緒。

 

2006年に長谷川穂積がラバーズマッチで倒したタイのウイラポンは9年負け無しの打たれ強い選手だったけど、9回長谷川の右フックカウンター1発で強いウイラポンも倒れた(残り、2:50秒のことろ。9ラウンド開始10秒)。

 

4人目のユウタという奴は「アウトサイダー」という地下総合格闘技経験者(”麦わらのユウタ”というリングネーム)でデフェンスの基礎があった

そして、当然カウンターパンチの威力は知っているので、亀田のカウンターを打たれないように本気で自分のパンチを繰り出していなかった。いわゆる、長いリーチを活かしてのジャブを繰り出していただけ。採点で勝つつもりかって感じ。これでは、なかなか厳しい。

 

さらに、そもそも、亀田はパンチ力がそれ程ない。現役35試合でKOは18回。KO率は50%と少し。例えば今をときめく井上尚弥は83%のKO率だから、ごく平均。

ボクシングで、一発のパンチがあり、いわゆる余り距離を取らずに殴り合いを得意とするタイプを

「ファイター(正しくはインファイター)」といい、

逆にパンチがないので、距離を取り手数と有効打て主導権を握るタイプを

「ボクサー(正しくはアウトボクサー)」という。

そして、その中間を「ボクサーファイター」という。

 

亀田はパンチがある訳ではないので、タイプで言うと、

ボクサーよりのボクサーファイターだ。

ボクシングというスポーツはKOするスポーツではない

12ラウンドの中で制約されたルールと採点基準(団体によって優先順位に差はあるが、1,有効打、2,手数、3,リングジェネラルシップ=主導権、4、ディフェンス=防御)の下、より点数を取った者が勝つというもの。

どんなにパンチが強くても12ラウンド持たなければ負ける危険性は高いし、1発に期待し手数や有効打を打ち込めなければ点数で負けてしまう。

だから、勝ち続ける選手イコールパンチがある、KOできるということにはならないのだ。

それに、ヘッドギアをつけ大きなグローブをつけたためパンチの威力は更に減る

加えて、ユウタは1000万円を本気で取りに行かずに

“亀田に負けなかった”という勲章を取りに行ったこと。

(ここは予測だが。ユウタという人は元暴走族の総長という経歴を今でもウリにしている。

負けると今後の彼の評価がガタ落ちになるので、“負けない”ことを意識しまくるのも仕方がない)。

 

これらの条件が揃うと、プロでも、しかも、それ程パンチがなく

1年半のブランクがある亀田ではなかなかkoは難しいということ。

これだけのこと。

 

素人が亀田をKOできるかという視点から、亀田が素人をKOできなかったらNG

みたいな話に素人がすり替えたところが誤り。

 

それよりは、この万一負けたら自分はボロクソに言われ、相手は善戦すれば圧倒的に評価される「リスクだけある企画」を引き受けたなと思う。

成長する人の共通の要素が現れている。

ここから学ぶべきだ。

しかし、それにしても世の中、匿名を含め評論家が多すぎる。

これは人間の本質だろうと思う。

インターネットがない時代でもプロレス会場や野球場で評論家は多かったかったし、

自分の父親もテレビの前でいつも自分が監督のような感じで批判してたからね。

 

今回の試合を見て、もう一度ボクシングやりたくなった。

『ボクシングというスポーツがあったから今の自分は存在する。このボクシングに恩返しをする、そしてボクシングをメジャースポーツにするという使命が自分たち引退した者にはあるのではないかと。ボクシングにさらに興味を持ってもらうために引き受けた』

という亀田の魂胆にまんまとはまった。

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