■「究極のコンサルタント養成講座」受講生に聞く - 安田 剛 さん
---よろしくお願いします。 よろしくお願いします。 ---安田さんはコーチを職業とされていますが、企業相手にされているとのこと。珍しいですね。 そうですね。コーチングというと個人が対象だったり、経営者だけがエグゼクティブ・コーチングを受けることが多いのですが、私は企業全体でコーチングを行うことが、その企業の発展には効果があると感じています。 ---4年以上も継続されているクライアント企業があるそうですね。それだけニーズがあるということですね。 はい。企業がチームとして機能するには、社長さんと社員さんとのコミュニケーションが基盤となります。 私が主に支援しているのは、社長さんがオーナー社長で、会社の規模も数十人までの会社です。 そういう会社の場合、社長さんの思いが強いわりに、それを上手に社員さんに伝えきれず、溝が生じていることが良くあります。 そのギャップに悩んでいる社長さんは少なくありません。
---そうなんですね。この仕事をするに当たって、安田さんには、何かこだわりがあるのでしょうか? 私のこだわりは、クライアント本人だけでなく、クライアントに関わる人をすべて幸せにするということです。 例えば、社員さんのコーチングの時には、ご本人だけでなく、その家族、友人など、プライベートも含めてすべての人との関係から解きほぐして行きます。 ビジネスのためのコーチングなのですが、特に女性などはプライベートの雑談をしている時間のほうが長いときもあります(笑) でも、そこでの問題点をスッキリさせると、仕事でもパワーを出してくれます。
---なるほど。コーチングは奥が深いですね。では、次に、安田さんが「究極のコンサルタント養成講座」を受講されたきっかけを教えてください。 きっかけは、知人の紹介で、メンターズクラブの方々の「メンタリング・セッション」を受けたからです。これはスゴイ!と興味を持ちました。 その時のインパクトが強くて、今でも当時のメッセージを持ち歩いているぐらいです。これを読み返すことで、自分の進むべき道を思い出して、「自分はこれでいいんだ」と勇気をもらえます。 相手のやりたい事を引き出して、勇気を与えて、その上で具体的なアドバイスもするという、メンターズクラブの可能性をすごく感じました。 それで、「究極のコンサルタント養成講座」に申し込みました。
---講義はいかがでしたか? 一言で言うと、すごく心地よかったです。求めていたものがすべて手に入った気がしました。 一つには、福島先生の「癒すパワー」がすごいなぁと思いました。コンサルタントなのに、あんなにクライアントを癒せるというのはすごいです。経営者や起業家の苦悩を感じられる人なんでしょうね。 受講生の中でも、ベテランの方が変化されているのが印象的でしたね。 心理学の講座だったら分かるのですが、コンサルティングの講座でこんなに人が変わるというのはビックリでした。 その方は、最初は固い印象だったのですが、最後には、周りと溶け込んで、支援の楽しさを分かち合われていました。
---そんなことがあったんですね。 はい。本当に勉強になりました。福島先生に教わったことは、今でもたびたび読み返します。 実は、講座のメモ、福島先生の著書である「起業家精神」か「『夢』が『現実』に変わる言葉」のうちどれか1つは1日1回目を通すことを日課にしています。 これで、福島先生の教えをずっとインストールし続けています。
---すごいですね! これは効きますよ。 先日も、クライアントとなにかしっくり来ないことがあったのですが、読み返しているとヒントが見つかりました。「期待」と「信頼」は違うという福島先生の言葉が、その時にはドンピシャで、「ああ!そうだった!」と思い返しました。 その後、クライアントと会った時には、自分の心がすっきりしていて、お互いに問題なく接することが出来ました。不思議と、相手もわだかまりがありませんでした。本当に相手は自分の鏡なんだと思いました。
あと、講義でよかったのは、参加メンバーですね。 この講座の受講者の皆さんは、キャリアがあったり、志が高かったり、質の高い方ばかりで刺激になりました。参加しているだけですごいエネルギーをもらいました。
---本当に、皆さん素晴らしいですよね。 そうなんです。 そして、宿題が非常に勉強になりました。 他のメンバーの宿題を見ることで、自分自身の立ち位置が良く分かりました。 人によって直面している課題が異なるわけですが、それを見て、自分がなぜ今の課題に直面しているのかも分かりましたし、自分がコーチとして求められることも、客観的にわかりました。 他人を通じて、自分を知ることのできる、貴重な場でした。
---受講後の安田さんはどのように変わりましたか? 「とことん尽くす」ということが出来るようになったのが大きかったです。「尽くす」ということに対して、以前より一歩踏み込めるようになりました。お陰で、以前とは違う視界が広がった感覚があります。 コーチというのは、人の話を聴くことが仕事で、そこには対価が発生するのが基本です。だから、無料で話を聴く場面では、どこかブレーキがかかって、いつも無料と有料の境目で悩んでいました。 しかし、世の中で自分が貢献できることと言えば、人の話を聴くことです。一度の人生、貢献することにブレーキをかけたくはありません。 そういう気持ちの頃に、知人が起業されることになり、私に相談されたので、そのまま支援させてもらっています。軌道に乗るまでは無償です。
---それは勇気のある行動ですね。 はい。 でも、その方の夢が叶うことが、めちゃめちゃ楽しみですね。一緒に事業の内容なども考えたり、楽しいことがいっぱいです。 それに、事業が大きくなれば、その会社のコーチングを請け負うことや、サービスメニューとしてコーチングを提供することも計画していて、ゆくゆくは返ってくれば良いなと思っています。 こういう発想も今まではありませんでしたので、福島先生のおかげです。
---「とにかく価値を作りこみ、利益が出るようにするのは一番最後」というやつですね。実践されているのが素晴らしいですね。私も勉強になりました。
---安田さんご自身もメンターズクラブとして活動されていますが、ご感想はいかがですか? メンタリング・セッションへの参加やドリームプラン・プレゼンテーションへの参加など、どれも素晴らしい学びの場です。毎年毎年、自分がバージョンアップする感じです。 メーリングリストでも、各メンバーの取り組みを共有することで、「自分も頑張らねば!」と思います。 ドリームプラン・プレゼンテーションの相互支援会では、福島先生がプレゼンターにコメントをする「福島部屋」があるのですが、そのコメントは素晴らしい学びですね。 メンターズクラブの活動は、まさに無料の実地訓練ですね。 また、メンターズクラブの活動を通じて、どんどんつながりが拡がっています。自分の可能性が自動的に拡がっていくようです。
---素晴らしいですね。安田さんご自身が積極的に参加されているのも拡がりの理由だと思います。 はい、これはメンタリング・セッションを受けた成果でもあるのですが、私の今の目標は、県知事クラスの方のコーチングができるようなることです。 そのための影響力も高めなければなりませんし、貢献力を高めなければなりません。自分の支援のレベルを高めるために、自分自身を高める必要があります。 こういう夢が持てて、今はすごく楽しいですね。
---ありがとうございます。最後に、これから受講される方にメッセージがあればお願いします。 そうですね、やはり、どれだけ素直に学ぶかということが大事だと思います。 どんなセミナーでもそうですが、斜に構えていては得られるものも得られません。 本日は、どうもありがとうございました! ※ 取材日時 2009年12月 |