■「究極のコンサルタント養成講座」受講生に聞く - ITコンサルタント 森川滋之さん
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今日はよろしくお願いします。まず最初に、森川さんのお仕事について教えてください。 セミナー・研修や、出版による啓蒙活動、コンサルティングが主な業務です。
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元は、ご自身がシステム開発をされていらっしゃったそうですが、どうして今のようなお仕事をされているのでしょうか?
人材が集まらなくなっている業界が、社会インフラを支えている現実は、本当に恐ろしいと思います。 この状況を改善しなければという思いで、仕事をしています。
--- 一般的な、 IT コンサルタントの仕事について教えてください。 ITシステムは全社の問題ですし、実際の業務で使っているエンドユーザーも、システム管理する人も絡んできます。つまり、非常に関係者が多いんです。 システムの要件に関しては、この多くの関係者に納得してもらわなければなりません。プロジェクトの担当者は、この調整だけで辟易してしまうこともあります。 ITというのは経営改善の一手法ですから、あらゆる関係者から意見を収集し、最適なシステムを作り上げることが求められます。 その担当者を支援することが ITコンサルタントの大きな役割です。 担当者の方々を啓蒙し、励まし、多くの人間の関係するやっかいな課題に一緒に取り組むことが必要なんです。 だから、 ITコンサルタントの仕事は 9割が人間関係なんです。 専門知識は1割だと思っています。ただ、1割をおろそかにしてはいけないと思っていますが。
--- 「究極のコンサルタント養成講座」受講のきっかけをお教え下さい 当時のコンサルティングの中で、ちょうど悩んでいた時期でした。 その時、コンサルタントの仕事は、クライアントの問題を“解決してあげる”ことだと思っていました。 それで、私が問題を“解決してあげる”わけですが、そうすると、クライアントはどんどん依存型になって行きます。 そうなると、私がコンサルタントとして、あるべき姿を示しても、「あれが難しい」、「これが難しい」と、やれない理由ばかりをあげられることも多くなります。 関係者とのしがらみ、政治的な問題など、そういうところであきらめてしまうんです。 やる気もなくなってくるし、コンサルティングに対する意義も見失っていて、私も行き詰まりを感じていました。 そういう悩みを抱えているときに、「超人気コンサルタント養成講座」の案内を見て、「これだ!」と思って参加しました。そこには、「コンサルタントは、クライアントの問題を解決してはいけない」と書いてあったのです。 「超人気コンサルタント養成講座」で、方向性を教えてもらいました。確かにそうだと深く納得し、そのまま、「究極のコンサルタント養成講座」にも申し込みました。
--- 受講されていかがでしたか? 一番の成果は、一言で言うと、人間関係での悩みが随分減ったことです。 人と言い合うことも少なくなりましたし、人の意見をプラスに受け止めて、咀嚼してから自分の意見を言えるようになりました。 もし、受講していなければ、悩み続けていた可能性は大いにありますね。 もちろん、今でも悩みはあるのですが、それを前向きに捉えることができるようになりました。悩んでいる時間も短くなりました。 悩みの質も高まっていますので、自分自身の成長が実感できています。 人に対する接し方が変わると、ビジネスにもつながってきます。 本の執筆、Webサイトの連載などの仕事を紹介してもらったり、ハーレーダビットソン・ジャパンの社長さんから「ぜひ、話を聞きたい」と食事に誘ってもらったり、代替わりで困っているあるメーカーの社長さんが拙著を読んで「話を聞きたい」とメールをくださったりと、いろんなことにつながっています。 それに、仕事の話ではありませんが、夫婦喧嘩も減りました(笑)。 喧嘩をしても引きずらなくなりました。今までよりもお互いに感謝していますし、信じ合えているのではないかと思います。
--- 講座で印象に残ったことはありますか? 3 回目の講義の後の懇親会で、福島先生に悩み相談をしてもらったときのことです。 それまでは懇親会でも遠慮をして話しかけなかったのですが、たまたま誕生日だったので、わがままを言って少々時間を取っていただいたのです。 自分のやりたいことについての悩みだったのですが、福島先生は 100%受け入れてくれて、アドバイスをしてくださいました。 ほんの短い言葉だったのですが、すごく嬉しくなり、やる気になったことを覚えています。「これが福島先生の言うメンタリングなのか!」、と実感できました。最高の誕生日プレゼントでした。 それから、実際に経営者をお招きして全員でアドバイスを行い、経営者がどのアドバイスが良かったかを選ぶという演習を行ったときのことです。 私は、その日は精神的に最悪の状態でした。とても他人にアドバイスをするなんてできないと思っていたので、とにかく相手を受け入れて、自分にできることを提案しました。 すると、来られた経営者がお二人とも、私のアドバイスを選んでくださったんです。 どのような状態でもできることがあるんだな、と分かり、現在の自信につながっています。 実は、 6回の講義うち、 2回目まで、言っていることは理解ができるけど、どうやったら実行できるのかが分かりませんでした。 福島先生によるアドバイスや演習を通じて、実践的に体得できたのは良かったと思います。
--- これから受講されるかたに、メッセージはありますか? この講座は、専門家の方々に、ぜひ受講してもらいたいです。 多くの専門家は、自分の知識や経験に頼り、そこで勝負をしようとします。税理士だったら税務、中小企業診断士だったら経営の知識です。 でも、先ほども言いましたが、コンサルティングは 9割は人間関係であり、どれだけクライアントをやる気にさせて、背中を押してあげるかと言うことなんです。 だから、「自分はこの分野で勝負する」という専門家の方々であればこそ、最も必要な 9割の部分をこの講義で学ぶことで、その分野で大きな貢献ができるようになると思います。 私と同じように、すんなりとは理解できずに悩む方もいるかもしれませんが、ぜひ、大いに講義で悩んで欲しいです ( 笑 ) 。 そのほうが、得るものが大きいと思います。
本日は、どうもありがとうございました!
※森川さんの著作
※ 取材日時 2008年9月 |