■「究極のコンサルタント養成講座」受講生に聞く - 中小企業診断士 鈴木佳文さん
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今日はよろしくお願いします。まずは自己紹介をお願いできますでしょうか。 現在の仕事は中小企業のコンサルティングと、企業からの研修講師委託が中心です。 --- どういった分野を得意とされているんですか? 従業員20人以下の会社の支援を自分の役割だと決め、この分野に精力を注いでいます。 メーカーに勤務しているときに代理店支援を担当していて、小さい会社さんや下請企業さんが苦労されているのをたくさん見てきて、これは放っておけないなと思ったのが原点です。
--- コンサルティングというお仕事はいかがですか? コンサルティングの難しさは、いかに相手に動いてもらうかです。 実際、お客様から「もう来なくていい」と言われたりして、落ち込むこともありました。
--- 「究極のコンサルタント養成講座」受講のきっかけをお教え下さい あの頃、ちょうどすごく落ち込んでた時期なんです。 いろんな仕事を受け過ぎていた事もあって、お客様や仕事を回してくれた先輩の期待に応えられなくて、落ち込んでいました。それで、自分のこれからのことも悩んでいました。 そんな時、たまたま、あるSNSの中のお知らせに「究極のコンサルタント養成講座」の基礎講座である「超人気コンサルタント養成講座」が紹介されていました。 日頃はSNSを、ほとんど見ることがないので、本当に偶然でした。 セミナーの紹介文の中の「指導しない」という考え方に共感しました。私は中小企業を応援したくてコンサルタントをしているのであって、指導したいわけではないのです。 今の現状をちょっとでも変えられたら・・・と思ってすぐに申し込みました。 この種のセミナーに参加することはあまりありませんでしたので、SNSのお知らせを読んでそのまま申し込むなんて、自分では極めて稀なケースです。 --- 「超人気コンサルタント養成講座」に参加していかがでしたか? 講師の福島先生のお話をお聞きして、「これだ!」と思いました。そして、落ち込んでいたので元気がもらえました。 そして、単純に福島先生の話がもっと聞きたいと思いました。 だから、次の講座である「究極のコンサルタント養成講座」に参加しました。受講料は正直当時の私にはキツイものでした。ギリギリまで迷いました。しかし、どうしても福島先生からもっと話をききたくて 受講を決断しました。
--- 「究極のコンサルタント養成講座」受講中のエピソードを紹介下さい。 当時から、都内の商店会に定期的に支援に伺っていました。 提案はするものの、実態としては何も動かず、困り果てていました。 そこで、福島正伸先生に相談しました。講座が始まる前だった事もあって、非常に短い時間だったのですが、強烈なメッセージを貰えました。 ・その人達より本気になれ。 福島先生のメッセージから、 --- 福島先生のアドバイスは、あまり具体的ではありませんが、それでも効果があったのでしょうか? 具体的でないのが、逆に良かったと思います。 コンサルタントとして必要な本質的な姿勢を教えていただくことで、具体的な手法は自分で考えることができました。 「ここは必ず元気にできる。」商店会の人たちには「商店会独自の遣り方をみつけましょう。」といい続け、私が使う言葉も商店会の人たちが使っている言葉を使うようにしました。 時には商店会の皆さんのお店で買い物をして帰り、お客の立場で意見を言ったりもしました。 その結果、だんだん先方の意識が変わって来ています。 勉強会の運営は、当初は私が用意する資料で進めていました。 当初の反対者が、応援者になってくれるようにもなりました。 今は、商店会の仲間に加えてもらっている感じです。 あと、一歩です。 商店会のお店全てが「逸品運動」を推進し、お店独自のサービス・製品を提供出来るように支援していきます。 --- 素晴らしいですね。しかし、報酬もほとんど出ないような、しかも苦労の多い案件をよく続けられていますね。 通い続けたのは、「ここが出来たら力が付く。」と思ったからです。 前の案件で失敗していますから、いつまで経っても逃げていては自分のためにならないので、ここで力をつけようと思いました。 それに、元々活性化できる素地はある地域でした。
--- 福島先生の良さは、どんなところですか? いろんなコンサルタントの先輩方が教えてくれるのは、その人のやり方です。そのままマネしても自分には合わず、うまく行かないなぁと思っていました。 2年間のコンサルタント修行中、自分なりに失敗を重ねて経験してきましたし、何かしら自分の考え方を持っていたのだと思います。 それが、福島先生の話は腑に落ちるのです。自分の体験したことを言語化してくれ、その本質的な部分をさらに教えてくれている感じです。「これがいいなあ。」と思いました。
--- 「究極のコンサルタント養成講座」終了後はどうでしたか? 「メンターズクラブ」の運営に参加しています。 月1回程度参加メンバーの持ち回りで、メンタリング・セッションを中心に行っています。 --- 「メンタリング・セッション」とは? たいだい10人以上なのですが、メンターズクラブに所属するコンサルタントが2時間でアドバイスし、経営者(相談者)の悩みを解決に向かわせるものです。 一度に複数のコンサルタントからアドバイスをもらえるので、経営者の皆さまからは非常に喜ばれています。 それに、コンサルタント同士でも、お互いの支援ノウハウを共有できるので、非常に学びが大きい活動です。 --- 「メンタリングセッション」実例をご紹介下さい はい、私が支援をしていた会社の社長さんが悩まれていたので、相談者として参加してもらいました。 いろいろあって、かなり落ち込んでおられました。元気付けるため、様々な提案をしましたが、行動に踏み切れない状態。 セッションにお誘いしたときも、かなりためらわれていました。 当日も最初はかなり緊張されていましたが、話していくうちに大分落ち着かれてきました。 各コンサルタントのアドバイスも良かったのですが、一番驚いたのは、セッション後、その社長さんが元気になっていたのです。 今まで、落ち込んだときに何度も励ましていたのですが、メンタリング・セッション以来、社長さんが自分で立ち直れるようになりました。 また、その社長さんから嬉しい言葉も貰えました 支援者冥利に尽きます。
--- 「メンターズクラブ」の良さはどんなところでしょうか? メンターズクラブは、コンサルタントの相互支援として機能が充実しています。困っているときに寄ってたかって応援する集団です。利害関係抜きの関係です。 応援してくれる仲間がいるというだけで元気になれます。私にとって貴重なコミュニティです。 次の3つが大きな効果です。 1.仲間がいる 仲間には変に隠さなくていい、交換条件もない。うまく使ってやるというのもない。だから、参加しているだけで元気になります。前向きな人しかいないのです。つまり、その中にいると前向きにならざるを得ないのです。 「人を応援すると、こんなに元気になるんだ。」 2.姿勢の振り返りができる 3.成長の機会がある --- もし「究極のコンサルタント養成講座」に参加していなかったら? 恐らくクライアント支援の姿勢がティーチングへ偏りがちで、成果が出ずに、今でも悩んでいたと思います。 今は、福島先生の言葉を自分なりに咀嚼してコンサルティングしています。 メンターズクラブへの参加も出来なかったわけですから、診断士の先輩や同期以外で、助け合う素敵な仲間にも巡り合えなかったでしょう。 いつもメンターズクラブ参加者同士で、次どうするかを考えています。
--- キャリッジウエイコンサルティング今井へメッセージをお願いします。 あの日SNSを見ていなかったら、講座に申し込まなかったら、相当違った人生だったと思います。 「ご縁を頂いてありがとうございます。」 メンターズクラブの運営がありがたいです。今後ともよろしくお願いいたします。
お忙しい中、ありがとうございました。
※ 取材日時 2008年8月 ※ 「究極のコンサルタント養成講座」 |